30歳10カ月でオリンピックに初出場する遅咲きのヒロイン濱田尚里(はまだ しょうり)さんが、2021年7月29日の柔道女子78キロ級で見事に準決勝進出を決めました!
そこで今回は、浜田尚里さんについてリサーチしてみました!
濱田尚里(柔道)はサンボ王者で寝技の達人!
頑張れ体校のブログ|快挙!宣言どおりの優勝!!濱田尚里選手サンボ/ユニバ・ロシア(2013年7月15日)より
濱田尚里さんの得意技は寝技で、絶対の自信を持っているそうです!
まず、鹿児島南高校時代に寝技をみっちりと仕込まれて得意技にしていきました。
そして山梨学院大学時代には、柔道の強化の一環としてロシアの格闘技「サンボ」に取り組み始めます。
2013年に自衛隊体育学校へ入校し、7月に開催されたユニバーシアードのサンボ競技で80kg級のチャンピオンに輝きました。
翌2014年にも千葉県成田市で開催されたサンボの世界選手権に出場し、80kg級で優勝を飾っています。
サンボで優勝ができたのは、柔道の寝技を生かせたからということですが、一方でサンボからは立ち技からの攻めを学ぶことができたんだそうです。
濱田尚里のwikiプロフィール
公益財団法人 全日本柔道連盟HP|強化選手|A強化|濵田 尚里より
濱田尚里さんのプロフィールをまとめました
名前 | 濵田 尚里(はまだ しょうり) |
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生年月日 | 1990年9月25日 |
年齢 | 30歳(2021年7月現在) |
出身地 | 鹿児島県霧島市 |
身長 | 167cm |
階級 | 78kg級 |
出身中学校 | 霧島市立国分南中学校 |
出身高校 | 鹿児島県立鹿児島南高等学校 |
大学 | 山梨学院大学 |
所属 | 自衛隊体育学校 |
濱田尚里の経歴
読売新聞|世界一の寝技見せる 柔道女子・浜田尚里 [Tokyo2020+]今こそ<1>(2021年6月28日より)
濱田尚里さんの主な経歴をまとめました。
- 10歳の時に国分西柔道クラブで柔道を始める
- 国分南中学から鹿児島南高校へ進み、寝技をみっちり仕込まれる
- 高校3年のインターハイの団体戦で3位
- 山梨学院大学へ進み、1年の時に全日本ジュニアで3位、4年の時に全日本学生柔道優勝大会と体重別団体で2位になった
- 柔道の強化の一環としてロシアの格闘技「サンボ」に取り組み始める
- 2013年に自衛隊体育学校へ入校し、7月に開催されたサンボ競技で80kg級のチャンピオンになる
- 2014年8月、実業個人選手権で優勝。10月、ヨーロッパオープン・グラスゴーで優勝。11月、講道館杯で3位。サンボ世界選手権80kg級で優勝。12月、グランドスラム・東京で3位。
- 2015年4月、選抜体重別で優勝するも世界選手権代表には選ばれなかった。7月、実業個人選手権で2連覇。11月、講道館杯でオール一本勝ちの優勝。続くグランプリ・青島でIJFワールド柔道ツアーの初優勝を飾る。
- 2016年8月、実業個人選手権で3連覇。
- 2017年2月、ヨーロッパオープン・オーバーヴァルトで優勝し、ヨーロッパ柔道連盟から寝技の技術を高く評価される。5月、アジア選手権で優勝。8月、実業個人選手権で4連覇。10月、グランプリ・ザグレブで優勝。11月、講道館杯で2度目の優勝。12月、グランドスラム・東京でグランドスラム大会の初優勝を飾った。
- 2017年に出場した国際大会では15試合全てを寝技で一本勝ち。
- 2018年9月、世界選手権の決勝で世界ランキング1位を破り、28歳の誕生日にオール一本で世界チャンピオンになった。
- 試合後のコメントで「決勝は競った中でしっかりと勝ち切れた。今まで以上に立ち技を練習してきたので、見せることができて良かった。いい誕生日になった。(サンボと)二つの競技での世界一を狙っていたので、うれしい」とコメント。
- 2019年4月、体重別で4年ぶり2度目の優勝を飾り世界選手権代表に選出される。7月、グランプリ・モントリオールで優勝。
- 2020年2月、グランドスラム・デュッセルドルフでオール一本勝ちで優勝し、満場一致で東京オリンピック代表に内定した。
- 代表内定のコメントで「五輪を目指してやってきたので選ばれてよかった。ずっと出たかった大会なので楽しみ。(本番までに)やらないといけないことはたくさんある」と決意を語る。
- 2021年4月、グランドスラム・アンタルヤでオール一本勝ちで優勝。
最後に
日刊スポーツ|浜田尚里29歳初代表 自衛官の制服姿で敬礼ポーズ(2020年2月27日)より
濱田尚里さんは東京オリンピックの代表が決まった時は29歳でしたが、自衛官の制服姿で会見に臨み話題になりました。
30歳10カ月でのオリンピック初出場は、ロンドン五輪の時に29歳1カ月で初出場した上野順恵選手を抜き、日本女子柔道で史上最年長の記録だそうです。
そして金メダルを獲得すれば、五輪柔道の日本勢で史上最年長記録ですが、女子78kg級での金メダルは2004年のアテネ五輪で阿武教子さんが獲得した1度だけ。
それほど難しい階級でのチャレンジにはなりますが、順調に準決勝まで進んでいるので、とにかくオリンピックを楽しんで欲しいなと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。