東京オリンピック2020柔道競技の個人戦が全て終了し、男女合わせて金メダル9個、銀メダル1個、銅メダル1個、合計11個のメダルを獲得するという素晴らしい結果でした!
いつもならオリンピックの柔道はこれで終わりなのですが、嬉しい事に東京オリンピック2020から柔道混合団体という新種目が採用されたので、あと1日柔道が見られます!
そこで今回は、東京オリンピックで初めて採用された「柔道混合団体」の日本代表の出場メンバーやルールをリサーチしてみました。
柔道混合団体とは?
柔道混合団体は2017年の世界柔道選手権から採用された新しい種目です。
そして、2017年、2018年、2019年、2021年と全て日本が優勝しています。
柔道混合団体のルールなどを調べると以下のような事が分かりました。
同じ階級の選手同士が試合を行う
柔道混合団体はその名の通り、男性選手と女性選手が一緒に戦う種目ですが、男女それぞれ3階級ずつの合計6名で戦います。
- 男子は73kg級、90kg級、90kg超級
- 女子は57kg級・70kg級、70kg超級
となっていて、それぞれの階級の基準に合った選手が出場できます。
柔道混合団体のルールなど
◆柔道混合団体では6対6で対戦を行い、4勝先取した時点で勝利。
◆3勝3敗になった場合は、以下のポイントの合計で勝敗を決定。
- 一本勝ち:10点(不戦勝や棄権もこの点数)
- 技ありの優勢勝ち:1点
- 指導差による勝利:0点
◆ポイントの合計が同点になった場合は、無作為に選ばれた階級で試合を行う。
◆勝敗が絡む階級に偏りが出ないようにするため、試合を行う順番は抽選で決める。
柔道混合団体の日本代表メンバー
東京オリンピック2020の柔道混合団体に出場するメンバーは、個人戦の代表から選ばれますが、今回の日本勢の活躍からすると金メダルの期待がかなり高まります!
以下、個人戦に出場した選手を階級別にまとめました。
柔道混合団体・男子メンバー
柔道混合団体に出場できる男子選手はこちらです。
- 60キロ級:高藤直寿(たかとう なおひさ)金メダル
- 66キロ級:阿部一二三(あべ ひふみ)金メダル
- 73キロ級:大野将平(おおの しょうへい)金メダル
- 81キロ級:永瀬貴規(ながせ たかのり)金メダル
- 90キロ級:向翔一郎(むかい しょういちろう)
- 100キロ級:ウルフ アロン(うるふ あろん)金メダル
- 100キロ超級:原沢久喜(はらさわ ひさよし)
柔道混合団体・女子メンバー
柔道混合団体に出場できる女子選手はこちらです。
- 48キロ級:渡名喜風南(ときな ふうな)銀メダル
- 52キロ級:阿部詩(あべ うた)金メダル
- 57キロ級:芳田司(よしだ つかさ)銅メダル
- 63キロ級:田代未来(たしろ みく)
- 70キロ級:新井千鶴(あらい ちづる)金メダル
- 78キロ級:濱田尚里(はまだ しょうり)金メダル
- 78キロ超級:素根輝(そね あきら)金メダル
こうやって見ると、改めて柔道がいかにメダルラッシュだったかが良く分かります!
各階級の出場可能選手
柔道混合団体では、登録階級が違っていても階級以下なら出場はできます。
団体戦のそれぞれの階級で出場できる選手は以下の通りです。
- 男子73キロ級
高藤直寿選手・阿部一二三選手・大野将平選手 - 男子90キロ級
永瀬貴規選手・向翔一郎選手 - 男子90キロ超級
ウルフ アロン選手・原沢久喜選手 - 女子57キロ級
渡名喜風南選手・阿部詩選手・芳田司選手 - 女子70キロ級
田代未来選手・新井千鶴選手 - 女子70キロ超級
濱田尚里選手・素根輝選手
やはり体重が重い選手の方が有利なので、基本的には同じ階級の選手が出場する可能性が高いのかなと思います。
阿部一二三選手と阿部詩選手の金メダル兄妹が再び登場すると盛り上がる事は間違いなしですが、残念ながらその可能性は低いのかもしれません。
個人的には、寝技で圧倒的な強さだった女子70キロ級の濱田尚里選手がもう一度見てみたいです!