コラージュアーティストの河村康輔(かわむらこうすけ)さんをご存じでしょうか。
2022年7月31日の「情熱大陸」に出演され、コラージュ作品というのを初めて知ったという方も多いかもしれませんね。
細かく裁断された素材を、つなぎ合わせてできる繊細な作品は素晴らしく日本だけではなく、海外からの評価も高くなっています。
かなりアナログな技術です。
ですが、コラージュを始めたころはやり方が違ったようなんです。
そのあたりを含め、今回は河村康輔さんのwikiプロフィール&経歴とコラージュアートの師匠についてお伝えさせていただきますのでご覧ください。
- 河村康輔さんのwikiプロフィール
- 河村康輔さんの経歴
- 河村康輔さんのコラージュアートの師匠はアナログだった?!
- UTのクリエイティブディレクターに!
河村康輔さんのwikiプロフィール
AERA対談連載「なんでもソーダ割り」
— 井口理 (@Satoru_191) December 6, 2021
今月ゲストはコラージュアーティストの河村康輔こと、親友コウさん。King Gnuでは「どろん」のMVでもお世話になりました🙇♂️
プライベートでは恋バナonly。ただの仲良し対談。ちぇけら。@kosukekawamura pic.twitter.com/vffMQIo4Y2
向かって左:河村康輔さん
名前 | 河村 康輔 かわむら こうすけ |
生年月日 | 1979年 |
出身地 | 広島県 |
職業 | コラージュアーティスト デザイナー UTクリエイティブディレクター |
河村康輔さんの経歴
YouTube:BÉLAIR LAB ベレアラボ 公式チャンネル
コラージュアーティストとして作品を作成する一方、ユニクロのTシャツブランド「UT」のクリエイティブディレクターにも就任された河村康輔さん。
現在までの河村康輔さんの経歴を見てみましょう。
東京へこよう!

河村康輔さんは広島から夜行バスで、東京へよくハードコアライブを見に行っていたそうです。
そしてあるとき、帰りのバスの窓から、新宿西口のヨドバシカメラのネオンサインが見えて思ったそうです
「ああ絶対東京にこよう」
と。
上京資金を出してもらうために!
高校時代に絶対上京しようという気持ちではあったものの、問題が上京資金だったそう。
学校に行かないなら親は上京資金を出さないと言われていたそうです。
高校時代雑誌を開けば、スケシンやヒカルがよく載っていて、遊んでいるようにしか見えないのにすげぇなとおもっていて、プロフィールを見るとデザイナーと書いていることが河村康輔さんにとってひらめきだったのでしょう。
デザイナーがどんなものなのかもわからずに「デザイナーになりたい!」といって代々木のデザイン学校に行くことになったそうです。
でも、結局学校には2日しか行かなかったとか。
運命の出会い
そんな河村康輔さんに運命の出会いがありました。
それが、
Power Mac G3 なんです。

あれ?人じゃないのって思いましたね。
でもこの出会いが河村康輔さんの人生を激変させることに。
ある日、友人宅に遊びに行ったときにこのPowerMacG3(パソコン)が置いてあったそうです。
そこで友人の方にフォットショップとイラストレーターの機能をひととおり見せてもらい、すごく感動したそうです。
その機能の中に写真の合成があり、簡単な合成を見せてもらったときに、
「あっ、俺がやりたかったことはこれだ!」
そして、おじいちゃんにもらった学費を握りしめ秋葉原へ。
もともとコラージュに興味のあった河村康輔さん。
その日から、バイト以外の時間はひたすら写真を切り倒してコラージュを作っていたそうです。
✰このビックリマンの作品は、裏には河村康輔さんのサインが書かれてあるので、かなりお高いです!!見るだけでも価値ありですよ(^^♪
Amazon
デザイナーデビューはステッカー
コラージュ作品を作り自分のやりたいことに目覚めた河村康輔さんですがそこに問題が。
それは、作ったコラージュ作品を発表する場がないこと。
ただ、作るだけなら趣味になってしまいます。
そこで河村康輔さんはあるイベントにコラージュ作品を印刷して持って行ったそうです。
目的はDJ として出演している宇川直宏さんとEYヨさんに見せることだったようです。
でも、忙しくて渡せずにいてあきらめて帰ろうと出口に行くと、雑誌で見たことのある人がベロベロにお酒に酔ってたっていたそう。
それが当時、ヴィンダラスの一ノ瀬弘法さんという方。
そこで勇気を振り絞って、
「こういうの作っているんで見てくれませんか?」
と声をかけたところ、
「面白いね。ステッカー作りなよ。できたら事務所に遊びに来て」
と、言ってくれたそうで、舞い上がってステッカーを作り事務所にもっていき、暇さえあれば事務所に入り浸るようになったとか。
そのおかげでヴィンダラスのTシャツのデザインもすることになったそうです。
✰河村康輔さんはコラボ作品も多く、ガンダムのTシャツはかなりいいデザインです♪

↑価格詳細は楽天で!
商業デビュー22歳とき
友人の大学の先輩が映画配給会社に勤めていたそうで、「トラッシュマウンテンビデオ」というホラー専門レーベルを立ち上げたそうで、そのチラシを作ることに。
そしてソフト化される際にはジャケットもやらせてもらったそうで、それが商業デビューで22歳の時だったそうです。
しかし、商業デビューしたからといって食べていけるほどではなかったそうで、深夜にネットカフェでバイトもしていたそうです。
それでもお金のない日々が続いたそうですが、そんな河村康輔さんを支えてくれた人物が当時付き合っていた彼女さんだったという。
バイト辞めなよ!
その当時付き合っていた彼女は年上だったそうです。
一銭にもならない作品を一生懸命作っている姿を見て彼女が、
「だったらバイト辞めなよ!1年ぐらいだったら食わせるよ」
と言ってくれたそうなんです。
コラージュ作品に没頭する河村康輔さんの真剣さが伝わったのでしょう。
それから、細かいデザインの仕事が出来るようになったそうです。
そして、ギャラリーのデビューも彼女がきっかけに。
ギャラーデビュー
ギャリーデビューが24歳の時だったそうで、きっかけは彼女の知り合いに、
「今度グループ展をやるから参加しない?」
とお誘いがあったそうで、彼女には頭は上がりませんね。
ギャラリーに展示するので紙はやめてほしいということで、シルクスクリーンの1点ものにしたそうです。
✰先ほど紹介したビックリマンの作品もシルクスクリーンの1点ものなので、裏にサインも入っているようです!だから高額なんですね!
このころ、河村康輔さんの作品はパソコンで画像の加工などで作成していたようですが、今はアナログですよね。
どうしてなのか見てみましょう。
河村康輔さんのコラージュアートの師匠はアナログだった?!
YouTube:keigomori0219
河村康輔さんがコラージュアートをデジタルからアナログに変えたきっかけは、高校の時から憧れであったコラージュアートのウィンストン・スミスの影響だそうです。
ウィンストン・スミス氏は河村康輔さんのコラージュの師匠ということです。
Dead Kennedysのベスト盤のコラージュの元ネタらしい。(1枚目の画像)
— SUPER SPACE (@superspacetheme) July 7, 2022
なんかコラージュの元ネタが、そもそもコラージュっぽい。https://t.co/uRir2Y4m0s
↑ソース
ちなみにコラージュアーティストはウィンストン・スミス。(2枚目の画像がウィンストンスミスのコラージュ)#元ネタっぽい pic.twitter.com/I6kTT2hyEV
河村康輔さんは、サンフランシスコの知り合いづてにウィンストン・スミス氏に会う機会があったそうで、自分の作品を出力してみてもらったそう。
そうすると、
「いいじゃん。コラボレーションしたいね」
と、言ってくれたそうで再度サンフランシスコへ行き具体的にやることがきまったそう。
なのに、日本に帰ってからも全くデータが送られてこないので、
「口だけか…」
とあきらめたころに、段ボールいっぱいの雑誌の切り抜きを始めとする素材の山。
そこで、
「ウィンストン・スミスってアナログだったの!?」
って初めて知ったそうです。
楽しくて仕方がない
ウィンストン・スミスがアナログだと知り、初めてカッターとのりを使ってコラージュアートを始めたそうです。
そうすると楽しくて仕方がなかったそうで、いままでやってきたフォトショップでの作成より楽だったんだそうです。
それにしても、すでに自分のスタイルができていたと思うのですが、デジタルからカッターとのりを使ったアナログへ変えるというのは、かなり勇気のいることのように感じます。
アナログになったのはウィンストン・スミスのおかげということですが、その対応力がすごいと感じましたね。
UTのクリエイティブディレクターに!
YouTube:dragon_ball_jump_official
2022年4月、UTのクリエイティブディレクターに就任しました。
UTはこれまでにも、数多くのブランド、アーティスト、アニメ作品などとコラボしており、2019年にはコラボレーターのひとりとして協業しています。
その際には、ドラゴンボールのコラージュ作品を手掛けています。
河村康輔さんは、
- コラージュアーティスト
- グラフィックデザイナー
- アートディレクター
と数多くの肩書を持ち、独自の作風で日本だけではなく、海外での人気も高いそうです。
まとめ
今回は河村康輔さんの、
- 河村康輔さんのwikiプロフィール
- 河村康輔さんの経歴
- 河村康輔さんのコラージュアートの師匠はアナログだった?!
- UTのクリエイティブディレクターに!
についてお伝えさせていただきました。
経歴などを見ていくと、河村康輔さんがどういう流れでコラージュアーティストになったのかもわかりおもしろいですね。
今気になるのは、
「若いときに支えてくれた彼女はどうしたのだろう?」
と考えるのは私だけなのでしょうかw
これからどんどん知名度も上がっていくでしょうね。
私たち消費者のほうからも認識されるようになると、その作品の価値もグッと上がってきそうで、これからの活躍が本当に楽しみですね。
ありがとうございました。