2022年にNHK大河ドラマの「鎌倉殿の13人」が放送予定です。
今回はその中で登場する、源頼朝の娘・大姫(おおひめ)についてご紹介します。
大河ドラマ2022年で大姫を演じる女優が誰なのか気になっていましたが、ドラゴン桜に出演していた南沙良(みなみ さら)さんに決定しました。
それでは、大姫の壮絶な生い立ちや死因などを見ていきましょう!
大河ドラマ2022で大姫を演じる南沙良さんのコメント
NHK大河ドラマ2022「鎌倉殿の13人」では、南沙良さんが大姫を演じられます。
今回、大姫をを演じるに当たっての意気込みを南沙良さんは以下のようにコメントしています。

「過酷な運命をたどった大姫ですが、これから演じていく中で私の中に出来上がる大姫が、どのように仕上がるのか、不安よりも期待のほうが大きくなっています。歴史はひとつでも、その時代を生き、駆け抜けた大姫の物語に正解はなく、演じる物語は未来の私の一部になると思います。今回の役を通じ、皆様にお届けする大姫を楽しんでもらえるように精いっぱい、演じていければと思います。」
南沙良さんと言えば、映画界の新人賞を5つも受賞していらっしゃいます。
外見もさることながら、その演技力にも注目ですね。
大姫(源頼朝の娘)の生い立ちや死因は?
大姫は源頼朝と北条政子の間に生まれました。
本名は明かされていないので、長女を表す「大姫」と呼ばれています。
大姫の生涯は20歳までと、とても短いものでしたが、壮絶なものでした。
大人同士の思惑による婚姻。
大姫と源義高は元々又従兄弟同士でした。
2人の父親である、源頼朝と源義仲は対立関係にあり、義仲は頼朝への人質として義高を鎌倉へ送ります。
義仲は、義高を大姫の婿とする事で頼朝と和議を結んだのです。
義高の危機
婚姻を経て和議を結びはしましたが、頼朝と義仲の関係は直ぐに破局します。
義仲が頼朝によって打たれたのは、婚姻した翌年のことでした。
そして、頼朝は義高へも牙を剥きます。
もちろん娘婿である義高の殺害は、頼朝も慎重に進めていたとは思います。
ですが、その情報は侍女たちによって大姫に伝わってしまいます。
脱出作戦
大姫は義高を逃がすために、いろいろな策を使います。
まずは義高を女房姿へ変身させます。
そして、同い年の側近である海野幸氏を身代わりにしたのです。
さらに義高へは、蹄の音が響かないように細工した馬を用意し、侍女たちを使ってこっそりと邸内から逃がすことに成功します。
大姫自身は少しでも逃亡の時間を稼ぐため、義高といつもしていたように、海野幸氏と双六をして過ごします。
ですが、やはりその作戦も長くは持ちませんでした。
小さな姫には辛すぎた悲劇
大姫の策がバレてしまい、無念にも義高は殺されてしまいます。
当初義高の死は大姫には秘密にされてしましたが、義高を討ち取った者が首を掲げて戻って来てしまい、大姫も事実を知ってしまいます。
義高の死を知らされるだけでも充分に辛い中、それを最も残酷な形で知ることになってしまったのです。
心身共に病みながらも己の心を貫いた大姫
大姫はショックのあまり水も喉を通らない様なありさまで、日に日に心も体も衰弱していきます。
この様子に母:政子は怒りを露わにし、頼朝も配慮不足だったと、義高を打った者を晒し首にしますが、そんな事で大姫の心が癒されるわけがありません。
その後も義高への追善供養や読経、各寺院への祈祷をしますが、大姫の回復には繋がりませんでした。
ですが、頼朝はそんな状態の大姫を別の人へ嫁がせようとします。
大姫は床についた状態ながらも、頼朝へ「嫁ぐぐらいなら自殺する」と伝え、断固拒否の姿勢を崩さなかったそうです。
その姿勢は、どの縁談に対しても同じで、後鳥羽天皇への妃になるという話も出ていましたが、入内前に大姫はこの世を去りました。
大姫は病が回復せずに死亡したとされていますが、筆者には死を迎えることで義高への愛を貫いたのではないかと思えてなりません。
まとめ
今回は大姫と大姫役を演じられる南沙良さんについてご紹介しました。
大姫も南沙良さんも、芯の強さを感じさせるような女性のため、今からドラマを心待ちにしてしまいますね。






