フジテレビで放送されていました月曜夜8時台の人気バラエティ『痛快TV スカッとジャパン』が打ち切りになるようですね。
ムカッとするような状況を、機転の利いた人が登場しスカッとしたさせた話を再現する番組で始まったころは面白い番組ができたな~とよく視ていました。
始まって数年は視聴率もそこそこ高かったようですが、近年は低迷していたようです。
今回は『痛快TV スカッとジャパン』が打ち切りなった理由は視聴率やコストパフォーマンスが悪いといったことのようなので、そのあたりリサーチしてみたいと思います。
また、各テレビ局がこぞって放送する、コストパフォーマンスが高い番組とはどんなものなのかリサーチしていますので合わせてごらんください。
スカッとジャパン打ち切り(終了)の理由は視聴率?
『痛快TV スカッとジャパン』の打ち切りが決まり、昼の『バイキングMORE』に続きフジテレビは看板番組に大梶をふるっているようです。
その理由とは何なのでしょうか、気になるところを調査してみました。

スカッとジャパンの視聴率は?
内村光良さんがMCの『痛快TV スカッとジャパン』ですが、2014年10月からの放送開始で7年がたちますね。
俳優・木下ほうかさん演じる“イヤミ課長”などは、ほんとに面白くて『はい論破!』というのが大人気となっていました。
この放送開始から順調に視聴率を伸ばしていたようで、常に平均世帯視聴率は10%以上を保持し、放送から1年後の2015年には同じ時間帯の番組ではトップの視聴率を記録していたようです。
ですが、近年視聴率の低迷がなにかと取り上げられていました。
最近では視聴率も6%程度にさがり、2021年末には『痛快TV スカッとジャパン』の後に放送されていた『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』とは5%以上も差がつくという事態に。
これには、番組離れといってもしかたないですね。
ネットでは、「ネタがなくなったんじゃないの?」「どうせ作り話だろ全部」というような声もきこえています。
打ち切りの理由とは?
なぜ打ち切りになったのかという理由のひとつにフジテレビ側に問題があるという話がでていますね。
現在フジテレビは「ネクストキャリア支援希望退職制度」という早期退職者を募っており、対象者は、満50歳以上、かつ勤続10年以上の社員で優遇措置がまたすごい、通常の退職金に加えて特別優遇加算金1億円を支給するそう。
そして、退職希望者には再就職支援を実施するという凄いお話し。
そこまでして経営再建という感じの動きには寂しい感じもしてきますが、かつての勢いのあるフジテレビはどこへ行ってしまったのでしょうね。
今回の番組打ち切りは製作費の大きく視聴率の低いバラエティはいらないということでしょう。
それに、フジテレビの社員というのは逆ピラミッドになっているらしく、社員1400名あまりのなかに50代以上の社員が500人もいるそうで、バラエティ制作に欠かせな中堅・若手が少なく、アイデアを出したとしても通らないので、中堅若手社員はYouTube制作や独立したりでいい人材が育っていないようです。
テレビ局も厳しい時代に入っているんだと感じると視聴者としては、もっと頑張れとしか言いようがないですよ・・・
バラエティはコスパが悪い!
「スカッとジャパン」は製作費がかなりかかっているようで、司会の内村光良さんの他に複数のスタジオゲスト、さらに様々な俳優を起用したドラマパートを制作し、制作費はかなりかかっているようです。
たしかにバラエティは、スタジオにはそこそこのタレント、俳優さんがたくさん出演しています。
だから、視聴率が稼げているのかもしれませんが、お金かかってるなっ!てよく感じるのも事実です。
そう考えるとお金がかからずにコスパ最強の番組ってなんだ?というところが気になったので調べてみると意外な番組でした。
コスパ最高の番組とはこれだ!

それは警察密着番組です。
昨年末も各局が放送していました。
- テレビ東京の「激録・警察密着24時!!」
- 関西テレビや東海テレビで放送された「激撮!犯罪捜査24時 悪い奴らは全員逮捕だ!2021」
- TBS「最前線!密着警察24時」
- テレビ朝日「列島警察捜査網 THE追跡 2022冬の事件簿」
などなど、内容は皆さん見たことがあると思いますが、どの局も似たり寄ったりのないようながらどれを見てもおもしろいんですよね。
そして、長寿番組として不動の地位を守っています。
なぜ?とも思ってしまいますが実はコスパが最強なんですね。
視聴率稼げてコストが低いってこんないい番組ってテレビ局にとってはありがたいものです。
コスパ最強の理由
コスパ最強、その最大の理由は警察には謝礼を払う必要がないからです。
役者のギャラは総額で1000万円はかかりそうですが、それが、警察官たちが相手なら謝礼は必要ないんです。
公務員が副収入を得ることは基本的に禁止されていますしね。
そして警察官たちにとって各局の「警察24時」への出演は公務となり広報活動の一環ということなんです。
頼もしくて誠実な警察官が画面に登場すれば格好のPRになるし、市民の警察への理解が深まり、捜査への協力が得やすくなるので警察側にとっては良いことずくめということです。
テレビ局からすれば、スタジオもいらないし、リポーターもいらなくてギャラも考えなくていいという、双方がいいところばかりというところがコスパ最強なんですね!
まとめ
- 『痛快TV スカッとジャパン』打ち切りの理由
- コスパ最強の番組
についてリサーチしてみましたがいかがだったでしょうか。
フジテレビの内情も時代の流れなのかと感じ、50歳代の社員といえば、バブル絶頂期に入社したひとたちです。
社畜という言葉も耳にしますが、若い世代は独立、YouTubeへの移行など会社に依存する人生より自分で切り開く人生を選ぶひとも増えてきているので、今まで通りにはいかなくなってるんでしょうね。
警視庁24時というコスパ最強の番組ばかり作るわけもいかない。
かといって、コストのかかる番組は控えたいとなるとどうなるのでしょうか。
視聴者の立場とすれば、これからも努力して、おもしろくて楽しい番組をつくっていってもらいたいですね。


